数列1

歓談

こんばんわ!今日は数列をやっていくよ!みんなは数列得意かな?今日は数列の中でも数が等間隔に並んでいる等差数列についてやるから一緒にがんばっていこうね。

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かえで
こんばんわ!今日は夜からスタートだね。眠くなるまえに終わらせちゃおー!
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ぼたん
こんばんわ!夜の勉強って久しぶりかも、みんなはいつも何時頃宿題してるのかな?いろんな時間にやってみて、好きな時間帯見つけるのも楽しいかも!
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かえで
たまに朝の5時とかに起きることあるけど、だんだん日が出てきて明るくなったり、鳥が鳴き始めたりして気持ちいいよ!1回お試しでやってみてもいいかも。
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ぼたん
かえでってすっごく早起きさんだったんだ!私なんて朝5時はまだ夢の中だよ~。
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かえで
早起きしてがんばるひとも、夜遅くまでがんばるひともどっちも良いとおもうよ!ぼたんもいろんなを試してみてね。
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ぼたん
うん、そうする!眠くならないうちにそろそろ始めていこっか。いつも通り今日の目標から見ていこうね。

今日の目標

今日の目標の問題はこれだよ!

問題 次の数列の和はいくらかな

6、9、12、15、18……96、99

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ぼたん
これまたいつも通りわかんないや!こういう時はとりあえず例題からやっていくんだったね。
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かえで
うんうん!まずは例題からやっていこうね。最後まで読み終えたときにわかっていればばっちりだよ。解き方がわかった子は実際にやってみて、なんでその時をするのか考えてみてね。

例題

まずは問題を解く前に等差数列について簡単に説明するよ。
等差数列とは…隣り合う2つの数字の差が常に同じ数である数列のこと!
例えば「1,3,5,7,9…」は差が2の等差数列だよ。

ここで用語解説!
●隣り合う数字の差のことを公差という(今回は2)
●並んでいる数字のことを項という(初項が1、第2項が3、第5項が9)
問題文にもよく出てくる言葉だから覚えていこうね!


次に等差数列の問題で使う公式について、かえでに説明してもらうよ!


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かえで
はい、はーい!ここからは私が等差数列で使う公式について説明するね。今回は2つ新しい公式を勉強するけど、まずは最初の1つだけ紹介するよ!

この等差数列を使って説明していくね。
1、5、9、13、17、21、25、29…

まず規則性に注目すると公差が4になっているよ。

第2項 5=1+4×1
第3項 9=1+4+4=4+4×2
第4項 13=1+4+4+4=1+4×3
第5項 17=1+4+4+4+4=1+4×4

ここからなにがわかるかというと…

「第N項の数=初項+公差×(N-1)」

この公式は大事だから暗記しちゃお!!
例えば上の例で第4項の数は?って聞かれたら
第4項の数=1+4×(4-1)=13となるよ!

ひとつめの公式が出てきたから、慣れるためにいくつか例題を解いてみようね。

(1)2,5,8,11…この数列の10番目の数はなにかな?
(2)3,7,11,15,…この数列で59は何番目の数かな?

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ぼたん
できた!これまでのパターンからして、こういうときは公式を最初にかいちゃうと楽になるんだったね。

(1)
N番目の数=初項+公差×(N-1)
今回は初項2、公差3、N=10を代入して
10番目の数=2+3×(10-1)=29

(2)
N番目の数=初項+公差×(N-1)
N番目の数=59、初項3、公差4を代入して
59=3+4×(N-1)
N=(59-3)÷4+1=15より15番目

Nっていうのが馴染みなければ□にしちゃっても全然大丈夫そうだね。

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かえで
ばっちり公式を使いこなせてるね、みんなも公式を覚えていこー!だけど、覚えていない間は見ながらでも大丈夫だよ。使いながら覚えていこうね。

練習問題

では次の問題に進んでみよう。次は等差数列の和の公式が登場するよ!そこまで難しい公式じゃないから安心してね。

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かえで
次の公式について説明するね。

例えばこんな数列があったとしよっか。

2,4,6,8,10,12,14,16

この数列の和を求めてって言われた時に、最初から全部足すとちょっと大変そう…こういう時は工夫してみよう!

左端と右端の数字を順にたしていくと

2+16=18
4+14=18
6+12=18
8+10=18

18×4=72と少し簡単に出せるようになるよね。
いまやったことを文字でかいてみると

等差数列の和=(最初の数+最後の数)×ペアの数

ペアは数字2つで1組できるから、項数を2でわると出せるから公式にすると

等差数列の和=(最初の数+最後の数)×項数÷2

こうなるよ!この公式から公差は関係ないこともわかるね。

今回も公式になれるためにいくつか練習してみようね。もちろん公式は見ながらで大丈夫だよ。どんどん書いて覚えちゃおうね。

(1)2、7、12、17、22、27、32、37、42、47の和はいくらかな
(2)5、9、13、17、21、25、29、33、37の和はいくらかな

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ぼたん
これもできそうかな!まずは公式をかこうね。

(1)
等差数列の和=(最初の数+最後の数)×項数÷2
最後の数2、最後の数47、項数10個を代入して

(2+47)×10÷2=245

(2)
等差数列の和=(最初の数+最後の数)×項数÷2
最後の数5、最後の数37、項数9個を代入して

(5+37)×9÷2=189

項数が奇数になるとペアが作れない?っておもうかもだけど公式はそのまま使えるから大丈夫だよ!

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かえで
練習問題もよくできているよ!ぼたん順調だね。

(2)の奇数個でもなんで公式が使えるかの説明を一応しておくね。ややこしい話は嫌い!っていう子はとばしても全然大丈夫だよ。

(説明)
今回、まず42のペアが4個できて21があまる。ここで21は42の半分だからペア0.5個分と考えることができるよ!そこで4個と0.5個を足すとペアが4.5個になるんだ。

ピンと来たかな?項数9個を2で割った数も4.5だから同じだね!

項数が奇数のときは、真ん中の余った数がペア0.5個になるからそのまま公式を使っても問題ないよ!

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ぼたん
すこしややこしいから私は使えるってことだけ覚えとこうかな。何回も使ってるうちに分かってくるとおもうし!
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かえで
うん、全部をいっぺんに吸収しなくて大丈夫だよ、まずは公式を覚えて使いこなせるようになるところからやっていこうね。

今日の目標(解説)

2つの公式がわかったところで今日の目標をやってみよー!公式をかいて求めていけばきっとできるよ。

問題 
次の数列の和はいくらかな
6、9、12、15、18……96、99

(ヒント:まずは項数を求めよう)

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ぼたん
今日はなんだか絶好調だから私やってみるね!

(解説)
等差数列の和=(最初の数+最後の数)×項数÷2
最初の数6、最後の数99、項数□

項数がわからないから99が何番目か調べよう!
N番目の数=初項+公差×(N-1)
N番目の数=99、初項6、公差3を代入して

99=6+3×(N-1)
N=(99-6)÷3+1=32

これで項数が32とわかったので和の公式に代入すると
(6+99)×32÷2=1680

できた!

11日目終わり

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かえで
今日は全部ぼたんが解いていってすごかったね!
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ぼたん
えへへー。かえでの教えてくれた通りにやっていったらうまくできちゃった!
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かえで
ふふ、そういってもらえるとうれしいな。最後に今日やった公式の復習だけしておこっか。
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ぼたん
うん、そうする!

N番目の数=初項+公差×(N-1)

等差数列の和=(最初の数+最後の数)×項数÷2

最初の数=初項、項数=Nだから統一して覚えちゃっても大丈夫だね!

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かえで
みんなもこの2つの公式は覚えちゃおうね!だけど覚えるまでは見ながら解いて使いながらおぼえたらいいよ。

それじゃあ今日はここまで!明日も数列だから来てくれるとうれしいな。ばいばーい。